王立統計学会について
RSSは、英国に本部を置く、世界的に有名な統計学会です。1834年に設立され、統計学の発展と応用を推進することを目的としています。
RSSは、1834年にロンドン統計学会として設立されました。その後、1887年に「王立」(Royal)の称号を授かり、王立統計学会となりました。長年にわたり、統計学の理論と実践の両方において重要な役割を果たしてきました。
王立統計学会は、統計学の教育、研究、応用を促進する多くの活動を行っています。これには、学術誌の出版、会議やセミナーの開催、統計的方法論の開発、政策立案への助言などが含まれます。
日本国内としての繋がりは、統計検定を提供する日本統計学会と共同で大学教養程度のRSS/JSS試験(Higher Certificate)と大学卒業程度のRSS/JSS試験(Graduate Diploma)が実施していましたが、現在は開催を終了しています。
出版
王立統計学会は、統計学の分野での優れた研究と実践を奨励し、社会全体に対して統計学の重要性を啓発しています。英国統計学会は、「Royal Statistical Society Journal」という雑誌を出版しています。この雑誌は現在、学会の通常会合で発表された論文を含む3つの別々のシリーズから成り立っており、それぞれ「シリーズA(社会における統計学)」、「シリーズB(統計方法論)」、「シリーズC(応用統計学)」となっています。また、アメリカ統計学会と共同で、一般向けの雑誌「Significance」も出版しています。
著名人物
ロナルド・ フィッシャー
統計学の理論と方法論の発展に大きく貢献しました。特に、実験設計と統計的推定の分野での業績は特筆に値します
デイビッド・ コックス
統計と応用確率の数多くの分野に先駆的な貢献をしました。中でも医学分野の研究においてなくてはならない統計解析の開発が有名です
ウィリアム・ ベヴァリッジ
イギリスの経済学者、政治家として、日本を含む先進国の社会保障制度の構築に多大な影響を与えました
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