CASE

休眠顧客の掘り起こし|一斉配信の限界と、AIが送り先と案件を選ぶメール配信

支援実績

AIマーケティングメールで休眠会員の掘り起こしを効率化した事例

休眠顧客の掘り起こしメールAI

本記事では、数十万人の登録者を抱える人材派遣企業様で、休眠会員の掘り起こしと案件の応募を促進するための「案件配信メール送付業務」を大幅に効率化した事例を紹介します。

一斉配信送付の効果と負担

本取り組みの前は、社内業務の「案件メールの送信」が採用担当者の中で負担になっていました。多くの企業と同様、こういった一斉送信型のメールは専任の担当者がいるわけではなく、本件では人材採用のコーディネーターが普段の業務の合間を縫って行う必要がありました。

具体的には、案件の配信に関して下記のような課題がありました。

  • 案件メールの送付頻度が多く、同一人物に繰り返し送るために、ブロック等の理由でメールを確認しない会員が多くなっていた
  • 案件それぞれにメール文面を準備し送付する上、案件の採用状況も刻一刻と変わるため、毎日のように案件送付に時間が取られてしまう
  • 会員全体にメールを送付する性質上、ベテランのコーディネーターのみが送付業務を担えるため、ベテランに負荷が集中する
  • 案件の送付対象の選定が難しく、本来送付した案件の応募が行えない・不適切な登録者にも送付を行なっていた
  • 案件メール経由での応募はなんとなく確認できているが、具体的な効果測定は行えていない上に、効果測定を行う暇がない

人材マッチング技術により、案件の送付対象者を自動選定

本取り組みでは、この課題に対して、当社の求人マッチングAIの技術を活用し、マーケティングメールをAIで効率化する取り組みを行いました。具体的には、1) 案件の採用状況による紹介優先度、2) 案件の応募条件を満たす人材の選定 3) 人材の希望条件 等の内容を元にマーケティングメールの送付先及び送付案件を選定し、マーケティングメール送付を効率化しました。

従来のマーケティングメールと、当社マーケティングメールAI

観点 従来のマーケティングメール 当社マーケティングメールAI
送付先 「大は小を兼ねる」大量送付 マッチングした案件と人材を選定
送付内容 指定の案件のみ 送付先に適した案件
送付案件数 1-2件のみ 上限なし
送付文面 完全手動 AIによる提案と人による修正
送付選定基準 担当者の基準により選定 案件の採用状況により自動選定提案

完全にAIに任せるのではなく、送付内容をAIがサジェストし採用担当者が最終判断・調整を行う二段階で構成されます。細かな言葉づかいが反応を左右するので、AIに丸投げしない前提にしたことが、案件数の拡大と工数削減を両立できた理由だと考えています。

効果測定

案件メールには追跡用のトラッキングURLと開封・クリックのデータが残り、実際に仕事へ関心を示した登録者が記録されます。当社のAIマーケティングメールでは、送付した案件メールの効果が測定できるだけでなく、詳細は本記事では非公開となりますが、その反応によって休眠会員を掘り起こす新たなデータを得ることに成功しました。

また、実際に導入した際の実証実験では下記のような効果が測定されています。

導入時効果検証

従来のMAツール運用 支援後 効果
配信できる案件数 21件 122件 およそ6倍
配信業務の工数(月あたり) 40時間 3時間 92%削減
休眠会員の掘り起こし 応募に至れば可能 案件閲覧のシグナルを見逃さない
効果検証 効果検証が困難 ダッシュボードから一目で確認可能

マーケティングメールの中で扱える案件が格段に増え、また配信業務の工数が92%と大半が削減されました。